大雨後の川の増水・氾濫を防止する目的で、昭和時代には河川の直線化工事が行われてきました。

しかしその結果、湿原の乾燥化等の問題が浮上

今度は釧路川でアジア初の直線→蛇行化の工事が2007~2011年に施工されました。

すると湿原の回復など実際に効果があらわれているようです

標津町の標津川でも試験的に旧河川を利用した蛇行区間を設置していました。
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パッと見、川が完全に干上がってしまったのかな!?と勘違いしそうな現状

2002~2008年の間に土砂の堆積状況や周囲の植生変化等のデータをとっていたようです。

ちょっとした山道の奥に立派な橋が現れます。
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橋の上から先ほどの反対側(下流側)の奥には現標津川の流れが見えますね
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蛇行していた河川を直線化すると高低差はそのままで河川距離が短くなるので

勾配が急に、流速も早くなって一気に海まで流れていってしまいますね。

それを防ぐためにかな?ところどころ落差工が標津川には設けられています。
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この川で釣りをしているとたまに、蛇行試験の結果

標津川の未来はどうなるのかな?と気になる時があるのでした。